目次:
1.CALM.セットアップとCALM.アプリについて
2.運動モニタ画面について

A:心電図(ECG)波形は、心臓からの電気信号です。
B:レコーディングボタンを押すと、運動セッションを記録してクラウドに保存することができます。記録が開始されると、ボタンは停止ボタンに変わります。
C:ズームでは、ECG波形をフルスクリーンで表示できます。戻るには、iOSはダブルタップし、Androidは戻るボタンを押します。
D:心拍数とは一分間にあなたの心臓が拍動した回数です。この回数は、心電位の波形のピークを捉えて、計算されています。激しく動いている場合、ノイズが生じ、正しい値が表示されないことがあります。
E:最大心拍ゾーンを超えそうな場合、このチェックマークが黄色になります。最大心拍ゾーンでのトレーニングは瞬発力を高めると言われていますが、このゾーンでのトレーニングは熟練のアスリートが短時間行うものです。最高心拍ゾーンを超えてのトレーニングは危険です。
F:CALMnessスコアが低すぎると、このチェックマークが黄色になります。これは、身体が休息できておらず、疲れが取れていないことを意味します。ウォーミングアップ中や運動中は、あまり正確ではありません。
G:不規則な心拍リズムパターンが検出されると、このチェックマークが黄色になります。CALM.は、激しく動いている場合、発生するノイズを不規則なパターンとして捉えることがあります。そのため、静止状態で再度心電位の波形を確認して、何が原因であるか確認してください。
H:心拍数グラフには、心拍数ゾーンが表示され、運動をガイドするのに役立ちます。
I:CALMnessスコアは、心拍のリズムから計算した自律神経系の状態を示しています。スコア100はとてもリラックスし、心が落ち着いている状態であり、ヨガの達人が瞑想している状態に相当します。一方、スコア20未満は疲弊しきっている状態であり、試験のために一夜漬けした人の状態に相当します。
詳細はこちらをご覧ください。
J:モーションは、あなたがどのくらい活発に動いているかを表しています(速さとは異なります)。モーションが高い場合、心電位の読み取りにノイズが発生し、正確ではない可能性があります。
3.エクササイズセッションの概要の見方について

A: こちらのボタンから、Emailや各SNSに画面のスクリーンショットを共有することができます。
B: この値は、現在のセッションで記録された最高心拍数です。心臓の最大心拍数とは異なる場合があります。
C: 心拍数ゾーン時間分布は、セッション中の各心拍ゾーンので合計時間を示しています。各心拍数ゾーンは、最大心拍数(年齢毎の標準的な最大心拍数から計算しています)のパーセンテージとして計算されます。
D: 心拍数グラフには、運動セッション中の心拍数の変化が表示されます。
E: CALMnessグラフには、運動セッション中のCALMnessスコアの変化が表示されます。
F: 運動強度グラフには、運動セッションを通して記録された運動強度が表示されます。
静止時の運動強度は1.0(グラフの中央)です。ジョギング時は比較的小さな値を記録し、ジャンプをした際にはより大きな値を記録します。
4.心電位波形の見方について
CALM.から取得される主な情報は、心臓から発される電気信号である心電位の波形です。 CALM. アプリはこの電気信号から、心拍数を計算し、起こりうる不規則性やその他の統計値を検出します。心電位の波形をよく理解するためには、より詳細な情報を知ることが必要な場合があります。ここにいくつかのわかりやすくまとめられた動画をご紹介いたします。
ビデオや教材内でECGや心電図と表現されているものは、医療用の心電位の波形図であり、CALM.アプリの心電位波形とは同等では有りませんが、共通の特徴が有ります。これら知識はCALM.アプリの心電位波形に応用できますが、CALM.は医療機器では無いため、疾病の診断、治療、及び予防には使えません。
ビデオ:
心電位の基礎について
https://www.youtube.com/watch?v=kFIWXzdpdhI
心電位の詳細な説明について
https://www.youtube.com/watch?v=ygdXoifi5q4&t=7s
オンラインコース:
アスリートの心電位計測をする時の解釈について非常に包括的なコース
http://learning.bmj.com/learning/course-intro/.html?courseId=10042239
5. 睡眠モニターについて
まずはこちらの使い方ビデオをご覧ください。

A:睡眠分析を開始する前に、CALM.本体とスマートフォンを接続する必要があります。 CALM.本体がアクティブであることを確認してください。接続が確立されるまでに数秒かかる場合があります。あなたのCALM.本体が省電力状態になっている場合は、ダブルタップして起動させてください。
B:起床時間を設定します。 CALM.アプリのアラームはスマートフォンの目覚まし時計アプリとは別のものです。スマートフォンの目覚まし時計アプリのアラームをセットをすると、CALM.アプリのアラームとスマートフォンの目覚まし時計アプリのアラームの両方が鳴ります。
C:このボタンを押すと睡眠分析が開始されます。睡眠分析中は、スマートフォンを充電器に繋いだ状態でご自身の近くに置いてください。眠る前にはアラーム音が選択されていることをご確認ください。
D:CALM.アプリを初めて使用する場合は、こちらのリストからアラーム音を選択する必要があります。
睡眠分析が開始されていても、いつでも分析をキャンセルしたり、早期に終了することができます。ただし、睡眠分析の精度向上のため、起床後最大3分間のデータ収集が継続されます。
睡眠分析の結果はメニューの「Data」をタップすることで、表示できます。全ての結果の表示には数分かかることがあります。
6. 睡眠分析結果の見方について

A: こちらのボタンから、Emailや各SNSに画面のスクリーンショットを共有することができます。
B: 睡眠中に記録された最低心拍数です。最低心拍数は、心肺機能の指標としても用いられます。
C: 睡眠効率は、以下の測定基準で示されます。
*総睡眠時間:7~8時間の睡眠が最適と言われていますが、これは個人や年齢によって異なる場合があります。
*深睡眠:深い回復睡眠の量を総睡眠時間の一部として測定します。就寝時間と就寝前に何をするか(お酒を飲む、ベッドでスマートフォンを使うなど)によって深睡眠に影響する可能性があります。
*入眠開始:ベッドに入ってから入眠するまでの時間です。年齢によって異なりますが、短い方が良いとされています。。
*呼吸:睡眠中に呼吸に問題があったかどうかの記録です。。疲労、あなたに合わない枕、睡眠時の姿勢、または睡眠障害によって低いスコアとなる可能性があります。
D:睡眠マップは、睡眠中の睡眠段階の推移を示し、夜間に目を覚ました場合も記録されます。
E:各睡眠段階の合計時間を示します。